みなさんクラシックはお好きですか?
小学生時代、公文式でずっと有線でクラシックが流れていたのを6年間聞き続けましたが、まったく興味が湧きませんでした。
そのずっとあと、映画『ディーバ』を観て、フランス映画の格好良さに驚愕すると同時に、サントラのオペラとサティのジムノペティにより、クラシック音楽ってエエんじゃないの?と興味をもったものの、拡がらないまま。
さらに十数年。
西宮に越してきて、世界的に有名な佐渡さんがプロデュースしている「兵庫県立芸術文化センター」がご近所にあるのに、行かないまま過ごすのは人生において大きな損失損でなないか!?とクラシックが良く分からないまま、今年に入って3回目の訪問です。
まずね、建物が良いんですよ。
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高い天井。重厚感のある木とコンクリートが調和した壁。シックで高級感があります。
一歩、足を踏み入れると、単なる商業施設とは一味違った「おほほほ」な気分になるのですよ。
コンクリートは木目の型押しによって、温かみと格調が生まれています。
佐川美術館の茶室を樂吉左衞門さんがつくるときに同じことをやってはったような。(@NHK日曜美術館)
ホールにはいってまず、開演前の薄暗いホールでオーケストラのメンバーがそれぞれに楽器をためし弾きしている様子に痺れました。チームプレーこそのピリピリした緊張感。お喋りしているメンバーさえ、何を話しているのかと想像をかきたてます。
開演。
超有名なカルメンですから、全くの素人の私でも知っている曲が多く、3時間の長丁場ずっと楽しめました。豪華なセットと衣裳、ファンタジックな照明、出演者の数、オーケストラ、圧倒的な歌声、すべてがゴージャスです。
そして、なんといっても指揮者の佐渡さんが格好よかった!
4階の一番後ろと最末席(?)でしたが、動きはバッチリ見えました。
指揮者ってね、子供のころは勝手に神経質なイメージを持っていましたが、現場監督のような、みんなを引っ張る男らしさが必要不可欠ですよね。うーん、付いていきたい!
ということで、オペラ未体験の方、お安い席から、はじめてみませんこと?、
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休憩時間のテラスの風景。緑とウッドデッキでリラックス。
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「世界一の朝食」で有名な北野ホテルがプロデュースする洋菓子店イグレックプリュスのフィナンシェ。
地産地消(?)。兵庫県立芸術文化センター限定のバウムクーヘンもありました。