数年ぶりに信楽のMIHO美術館に行ってまいりました。
前回のJRの石山駅からバス50分!という行程とは違い、
今回は京都発&自動車という交通手段で、ずいぶんお手軽な旅でした。
帰省ラッシュのせいで1時間半ほどかかりましたが、空いていたら自宅から約1時間。

前回と同様に信楽の風景、庭、建築物の美しさには感動しましたが、
今回は展示物により感銘を受けました。
『空想動物の世界』という、夏の特別展が、私好みであったというのもありますが、
常設されているらしい、古代ローマ、エジプトのモザイクや、彫刻にも、こころ惹かれました。

たぶん歳をとったせいでしょう。
友人たちと庭の松の枝ぶりなんかについてもワイワイ。
未就学の子どもたちも沢山来ていましたが、わたしは20歳すぎても、興味なかったなぁ~。

この美術館の展示物、ガラスケースに入っていないもの、柵に囲まれていないものが多く、かなり至近距離で鑑賞できます。
美術館の方針なんでしょうか。ステキですね。

休日なら空いているだろうとタカをくくって、休館日を確認せずに行きましたが、
本日からしばらく、お休みのこと。あぶないあぶない。

絵は『有翼神霊坐像』と『有角神霊坐像』。
どちらも手のひらにのる根付サイズで紀元前三千年紀末~前二千年紀末初頭のもの。
左は、なぜか肩甲骨ではなく二の腕から翼がでていて、手(足)も不器用そう。
右の角さんも「いらっしゃい」と威厳がない。

どうしてこんなトホホな神様をつくったのか・・・想像力が膨らむと同時に、
収集された方、学芸員さんのセンスに恐れ入りました。