初山滋画伯の絵を模写してみました。
Aは先生の指導を全く受けないまま、初めて透明水彩絵の具を使って自由に塗りました。
Bは先生の指導後。
Aを塗っているときは、「けっこう近い」と思って塗ってたんですけどね。
お手本からは、かけ離れていますね。
一番の問題は「白の絵の具」を使ってること。
今まで不透明のアクリル絵の具しか使っていなかったので、
「白=白い絵の具」という思い込みで、いきなりブチュっとパレットに白をだしてしまいましたが、透明水彩の基本的な白の表現は「色をつけない」ということだそうです。
つぎに、色の作り方が非常にテキトー。
こっちのほうが問題か・・・?
色を近づけようという意気込みが感じられません。
非常にテキトーな性格がみごとに露呈しています。
でも、先生に指摘されるまで気づかないんですよね。
そして、ご指導を賜ったあとのB。
かなり近くなったじゃ、あ~りませんか。ニュアンスが。
実を言うと、外山滋画伯を知る前は、水彩画には興味がなかったのですが、
指導を受けながら、描いてみると、他の画家・イラストレーターの絵が違って見えてきました。
いわさきちひろ画伯の絵も「めっちゃスゴイ」と再認識。
習いはじめて2ヶ月。
絵の上達の程度はさておき、実際描いてみて、水彩画に対する認識がガラリと変わりました。
「実際描いてみて」と言っても、ひとりよがりで描いていたら、何年たっても同じだったかもしれません。
経験しないと感じ取れないもの、
意識的に・能動的に「見よう」としないと、なかなか見えないものは、沢山あるな、と、このごろ感じています。