わたしの好きな映画。5本の指に入ります。
2年ほどまえ、英会話を習っていたとき、
2つ年下のカナダ人男性の先生に「好きな映画は何?」ときかれ、
『ビッグ・リボウスキ』と答えたら、目がキラーンと光りました。
「なんだ!同士じゃないか!」といった感じ。
ビールをおごってくれるわけでもなく、肩も組まれませんでしたが。
先生の「主人公のデュードの好物のお酒は?」とのテストに、
「ホワイトルシアン!」と自信をもって即答できましたよ。
ストーリーはボウリング好きの無職のだらしない中年男性、
デュードが誘拐事件に巻き込まれる、どうでも良いお話。
80年~90年代のカルチャー満載。トホホな小ネタがいっぱい。変な人がテンコ盛り。
ストーリーもいいですよ。きっと、デュードの器の大きさに惚れ惚れします。
少々、お下劣なシーンはあるものの、映画としては下品ではなく、
最後は爽やか~な気分に。
大学時代の友達にも私と同じようなエピソードがあったそうで、
外国の人(日本で働く英語圏の人?)にとって『ビッグ・リボウスキ』は
同類か否かのリトマス試験紙になるみたいだな~、と。
若いころは、音楽や映画の趣味が「ほぼ人格」みたいに感じていましたよね~。
逆に「ダサいと思われる」ようなものを、好きだなんて公言できなかったりして。
現在そんな思い込みは、まったく無いつもりです。
それに、他にも好きな映画は沢山あるんですが、
『ビッグリボウスキ』好きには、やっぱりシンパシーを感じちゃうな~。
まぁ、とにかく観てください。生きる力がモリモリ湧いてきます。