海岸沿いの町からバスに乗りました。
定員30名ぐらいのマイクロバスです。出発前で定員ギリギリ。
友達は一番前の運転手さんの横。私は後部座席の真ん中に座りました。
両サイドはガタイの良い40歳前後の男性です。
座ったとたん、左がわのちょっと髪の薄い男性がにこやか話しかけてします。
「シナ?」
「ノー、ジャパニーズ」
右の男性も「ふ~ん」といった感じで笑顔でこっちを見ています。
「モシモシ!」「ハイ!ワカリマシタ~!ハハハ!」とてもご機嫌です。
この人たちはトルコ人兄弟で、10年ほどまえにブルガリアに移ってきたそうです。
左がお兄さん、右が弟さん。
弟さんのさらに向こうに座っている女性は弟さんの奥さん。3人で旅行中の様子。
「自分達はトルコ人で君は日本人、あっちの人はイギリス人で、そこの人はロシア人。
このバスはインターナショナルだな~。ハハハ!」
私も「ハハハ!」
他の乗客のみなさんは、聞こえてると思いますが、振り向いてもくれません。
盛り上がってるのはわたしたちだけ。
【少しの間・・・】
トルコ兄:「Do you speak English?」
私:「A little」
トルコ兄:「Where are you from?」
私:「さっき、言うたやん!」(日本語)
トルコ兄&私:「ハハハ!」
【少しの間・・・】
トルコ兄:紙とペンが欲しい様子
私:紙とペンを差し出す
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どうも自分達の年齢を紹介してくださっているようです。
わたしも書きました。
正直なところ「若い」と言ってくれるのを期待して書きましたが、そうは問屋がおろしません。
いやぁ、残念。
女性の顔は奥さんで、奥さんは1961年うまれ、ということのようです。
【少しの間・・・】
トルコ兄:「Miki!」
私:「はい!」
(ブルガリアでトルコ人に名前呼ばれたときの適切な返事の仕方が分からない)
免許証をとりだし、ウラ面を見せてくれはります。
バイクやら、大型トラックやらの絵がかかれています。
「わし、これとこれの免許もってんねん。」と教えてくれはります。
両者英語がほとんどできないのに加え、
特に興味を引くような免許もなく、話は広がらず・・・。
【また少しの間・・・】
トルコ兄:「Miki!」
私:「はい!」
ケータイの中の画像を見せてくれます。
自分の会社の写真や奥さんの写真、おどけて金髪のカツラをかぶった写真、そしてそのカツラがズレた写真・・・。気になるのが5枚に1枚の割合ででてくるプレイメイトのようなセクシー画像。日本人ならフォルダに分けそうなもんですけどね。
職場の仲間や家族をなつかしみつつ、プレイメイトでリフレッシュ?
【またまた少しの間・・・】
トルコ兄:「Miki!」
私:「はい!」
トルコ兄は沈黙が嫌いなようで、延々この調子で目的に到着。
二の腕がず~っと二人にくっついた状態です。あついねん!
ってか、並んで座りなさいよ!トルコ兄弟!
最後はほっぺたにブチュ~っとされてサヨウナラ~。
イスラムの人ってそんなんしてエエのですか?